ベトナムで13年働いてきました。その間、何度か言われたことがあります。「それって、ベトナムの国民性ですか?」と。
言っている側に悪意はないと思います。むしろ善意でしょう。異なる文化を理解しよう、受け入れようという姿勢の表れだと思います。
でも、この言葉を聞くと、少し引っかかります。
日々、ベトナム人の社員と密接に関わっている自分が聞くと、その一言が「決めつけ」や「諦め」のように聞こえてしまうのです。「国民性だから、まあ仕方ないか」と。目の前の人に向き合う手前で、思考が止まっているように感じてしまいます。