異文化マネジメントコンサルタント
ベトナム・ホーチミン市で13年間、経営に携わってきました。
わからないことだらけの中、法人設営の時期から徒手空拳で組織作りをしてきました。
マネジメントとは“知的な優しさ”なのかもしれません。
数値的な論理に寄りすぎず、一人一人の人間性や会社ごとの事情に寄り添った上で、相互理解を推し進める。
そんなコンサルタントになりたいと考えています。
「知的な優しさ」とマネジメント
マネジメントに「優しさ」は不可欠です。優しさは甘さではありません。
経営学者のピーター・ドラッカーは、その著書『マネジメント』でこう述べています。
マネジメントとは、人にかかわるものである。その機能は人が共同して成果をあげることを可能とし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである。
── P.F.ドラッカー『マネジメント 基本と原則』
そもそもマネジメント(manage)の語源はラテン語の manus(手)にあり、手で導く、手綱をとるという意味を持ちます。押さえつけることでも、放任することでもありません。
相手の立場・環境を理解し、尊重し、ビジネスとの折り合いをつける。それが、働く人のパフォーマンスを引き出す効率化と雇用維持につながります。これは甘さではなく、「知的な優しさ」と呼べるでしょう。
ただし、理解は一方向では成立しません。
外国人社員に日本の商慣習を求めるのであれば、日本人マネージャーの側も、自分たちの文化・ルール・期待を、相手に伝わる形で言語化する必要があります。「察してくれるだろう」「わかってくれるはずだ」では伝わりません。それどころか「伝えたはずなのに…」のループに陥ることすらあります。相手に自分の意思を伝えるためには、相手を理解しなければならないのです。
郷に入れば郷に従え──
それはそうです。ですが、その「郷」独自の文化・ルールが、その人に伝わっていなかったらどうでしょう。
同じ言葉でも、人によって受け取り方は異なります。まして母語の異なる相手であれば、なおさらです。
しかし、目の前の業務に追われた日本人マネージャーや外国人従業員に、じっくりと相手の立場や考え方の背景を分析するような時間はありません。なぜならば、相手の背景を知るというのは、社会慣習や国の法律、言語の違いから受ける印象の違いなどまで、総合的に考えなければいけないからです。また、それが個人差なのか、それとも文化の違いなのか、その判断にも迷うことでしょう。
そういった本業とは異なる知識や経験が必要な分野でお手伝いするのが、異文化マネジメントコンサルタントです。
異文化マネジメントコンサルタントの略歴
早稲田大学では東洋史学専修で人類の営みを学びました。出版、ウェブ開発会社を日本で経験後、ベトナム・ホーチミン市で13年、現地法人の経営に携わってきました。書類手続きや法務理解、採用にはじまり、組織構築・評価制度・管理会計・情報セキュリティ管理・日本本社との連携まで、実務レベルで幅広く携わってきました。当地でベトナム人と結婚。
日本人マネージャー視点、現地駐在員、様々な業務の実務担当者、そして『外国人』と、さまざまな立場を経験し、理解しています。
最も避けていたことの一つは、「ベトナムだから」「日本だから」で思考停止をすることです。
仮に本当に「ベトナムだから」が理由だとして、それはなぜなのだろう。
「日本」だから以前に、なぜ自分はみんなにそうしてほしいのだろうか。
相手の立場を理解し、自分の意見を肉声で伝えるため、
通訳や英語を通さず、ベトナム語での実務コミュニケーションをはかってきました。
ベトナム人の妻と国際結婚したことも、異文化を表面的ではなく実生活レベルで体験するきっかけとなっています。
専門分野
現地法人の経営実務で培った専門性を持つ分野です。
異文化マネジメント
日本人と外国人が混在するチームで起こるすれ違いを、個人の問題ではなく構造の問題として捉える。現地での経営を通じて得た視点です。
日越間の実務調整
日本本社とベトナム現地法人の間で生じる認識のズレ、報告の質、意思決定スピードの差。両国の商慣習を理解した上での実務調整を長年経験しています。
管理会計・経営管理
現地法人の経営数値を「報告のための数字」から「判断のための情報」に変える仕組みづくり。月次レポートの設計やKPI運用の改善に取り組んできました。
情報セキュリティ
現地法人における情報セキュリティ体制の構築・運用を経験。リスク管理の仕組みづくりからスタッフ教育まで、実務として取り組んできました。
ITシステム開発・クラウド管理
Webシステムの開発実務とクラウドインフラの管理を経験。技術的な判断と経営判断の両方を担ってきた背景が、DX推進の視点に活きています。
LLM(AI)活用・DX推進
社内規程や業務ルールをAIで母国語検索できる環境の構築。大規模言語モデル(LLM)を活用した外国人社員向け教育コンテンツの設計に取り組んできました。
対応言語
母語: 日本語
英語: 読み書きOK。リスニング修行中。
ベトナム語: 読み書きOK。リスニングは単語を断片的に聞き取れるレベル。